終活とは?終活のメリットや始め方、やることリストの例などを紹介!

終活のメリットや始め方

「終活」という言葉は、みなさんも一度は聞いたことがあるでしょう。

終活とは、文字通り「人生の終わりに向けた活動」のこと。

人生の最期を迎えるにあたってさまざまな準備を行うことは、余生を充実させるために、そして遺された家族のためにもとても大切なことです。

しかし「具体的にどのようなことをすれば良いのかわからない」という疑問を抱いている方も多いのではないでしょうか?

そこで今回の記事では、終活を始めようと考えている方に向けて、終活のメリットや始め方、やることリストの例などをご説明します!

目次

終活では何をするの?終活の意味や必要な理由

終活とは、前述した通り「人生の終わりに向けた活動」を意味する言葉です。

主に、財産の整理やもしもの時の意思表示、自分が亡くなった後の葬儀や相続などを円滑に進めるための準備や計画を行います。
言葉だけ聞くと自分の死を連想してしまい、終活に対してネガティブなイメージを持ってしまう方もいらっしゃるでしょう。

しかし、これから説明するように、終活は残りの人生を前向きに生きるために必要となるポジティブな活動を指します。

終活をすると「自分らしく人生を終えるには何が必要なのか」を考えるきっかけが生まれると同時に、今をより良く生きるために一度自分の人生を整理することができます。

自分自身のためだけでなく、自分の死後に遺された家族が相続や葬儀などに困らないようにするためにも大切なことなのです。

終活を始めるメリットとは?

終活のはじめ方

それでは実際に、終活を始めることでどのようなメリットがあるのでしょうか? ここでは、終活をすることのメリットについて解説していきます。

自分の人生を見つめ直すきっかけになる

終活によるメリットとして最初に挙げられるのが、前に述べた通り「自分の人生を見つめ直すきっかけが生まれること」です。

終活をすることで、自分自身の気持ちを整理できると同時に、これまでの人生を振り返ることができます。
そして、やり残したことや後悔がないように、今後、自分が残された人生をどのように送りたいのかを考えることにも繋がります。

実際にやり残したことの例としては「親しい友人と再会する」「自分史を作成する」「思い出の場所を旅行する」などが挙げられるでしょう。

他にも、医療や介護の治療方針など普段あまり考える機会がないようなことも、終活を機に決めることができます。

このようなことを元気なうちにやっておかないと、人生の最期が訪れたときになって「ああすればよかった、こうしておけばよかった」などの後悔が頭をよぎってしまうかもしれません。

残り限られた人生を、悔いなく前向きに過ごしていくためにも、人生の最期と向き合う終活は非常に大切な時間です。

遺された家族の負担を軽減できる

また、自分の死後に遺された家族の負担を軽減できることも終活のメリットの 1 つです。

人が亡くなると、その家族は遺品整理や相続の手続きなど、さまざまなことをしなければならなくなります。 とはいえ、家族の死に気が動転してしまうなど、悲しみに暮れていてそれどころではなくなってしまうかもしれません。

そんな中で、財産相続がどのようになっているか、遺品をどのように扱ったらいいのか、誰に連絡してどのように葬儀を行ったらいいのかなどの情報を一から収集することは、家族にとって非常に大きな負担となるでしょう。

しかし、終活として生前から身の回りの整理をしたり、自分の希望を書いたり、財産整理をしたりしていれば、遺された家族の負担を軽減することができます。

このように、大切な家族が自分の死後に困ったり争ったりすることなくあらゆる手続きを進められるようにするためにも、終活はとても重要な作業と言えます。

終活の始め方は?何から行えばいい?

ここまでは、終活の意味やメリットについて解説してきました。

では実際にどのようにして終活を始めたらいいのでしょうか?

ここでは、終活のやることリストを「現状把握編」と「対策編」に分けてわかりやすくご紹介していますので「終活を始めてみようと思ったものの、何から行えばいいのかわからない……」と悩んでいる方はぜひ参考にしてください。

終活やることリスト【現状把握編】

終活を始めるにあたって、まずは財産などの現状や、医療や相続に対しての自分の希望を把握する必要があります。

ここでは「現状把握編」としてのやることリストをご紹介します!

財産の整理

まずは自分の所有している財産が、どこに、どれだけあるのかをきちんと把握しましょう。

財産を整理することは、今後のライフプランを立てたり、介護や医療にかかる費用を準備したり、相続時の家族の負担を軽減したりするために、必要不可欠です。

具体的な財産の種類としては、主に以下のような項目があります。

  • 預貯金
  • 株や債券、投資信託などの投資商品
  • 現金
  • 生命保険
  • クレジットカード
  • 不動産
  • 契約しているサービス(賃貸契約や携帯電話の契約、会員制サービスなど)

これらの財産をすべて洗い出し、リストアップしておきましょう。

中には、使用頻度の低いサービスや使っていない口座などが見つかることもあるかと思います。
遺された家族に負担をかけないためにも、こういった不要なものは、処分・解約し、財産をシンプルにするよう心がけましょう。

家や土地など不動産の整理

前項で挙げた財産のうち、特に家や土地などの不動産を所有している場合は、どのように管理・処分をするかあらかじめ決めておきましょう。

不動産は預貯金などと違い簡単に分割できないため、相続の際に争いのもとになりやすくなります。

また、不動産の所有者が亡くなったあと空家となり、老朽化による倒壊などで近隣トラブルが発生する可能性もあります。

そのため、自分が亡くなった後も家族が自宅に住み続けるのか、それとも手放すのかなどの不動産の管理や処分方法について事前に検討しておきましょう。

死後に処分する方法のほかにも、生きているうちに自宅を売却して現金化し、老後の資金にあてたり、あらかじめ遺言書で相続する人を指定したりするなどの手段があります。

医療・介護の希望の確認

次に、自分が病気になったり怪我などで体が不自由になったりしたときに、どのような医療や介護を希望するのかも、はっきりと決めておきましょう。

医療に関しては、苦痛なく最期を迎えたいのか、苦痛があっても延命治療を望むのかといったことまで明確に意思表示しておくと、家族も安心して治療の手続きなどを進めることができます。

また介護に関しては、将来、介護施設への入所を希望するのか、できるだけ家族に介護してもらいたいのかなどの希望も決めておくとよいです。

保険の確認・見直し

他にも、何らかの保険に加入している場合は、自分にとって必要な保障が受けられる契約内容なのか改めて見直しましょう。

未加入の場合は、いざという時のために、介護保険や医療保険などの各種保険への加入を考えてみるとよいです。

また死亡保険の保険金は、相続財産とは別に管理され受取人固有の財産となるため、相続税対策としても活用することができます。 葬儀費用が心配な場合なども、保険に加入しておくことで保険金で賄うことができたりするので、ぜひ検討してみてください。

終活やることリスト【対策編】

現状を把握できたところで、次に自分の希望を叶えるにはどのような対策が必要なのか検討し、実行に移す必要があります。

ここでは、対策編としてのやることリストを紹介するので、参考にしてください!

相続の準備や遺言書の作成

現状把握編で財産の整理ができたら、亡くなったあとの財産の引き継ぎ方についても検討しましょう。

具体的には、遺言を作成し生前に贈与する財産や相続時の分け方などを決めておくとよいです。

相続では遺言書がない場合、民法で決められた法定相続人が法定相続分に応じて遺産分割を行います。

そのため、法定相続ではなく自分の希望に沿った遺産分割を行いたい場合は、遺言書を作成しておく必要があります。

人間関係や思い出の物などの身辺整理

財産の整理以外にも、人間関係や思い出の物の整理などの身辺整理を行うとよいでしょう。

例えば「これまでの人生でお世話になった人や親しい友人などの名前や連絡先を整理しておく」「長い間会っていなかった友人と会う」などが挙げられます。「ケンカ別れした友人と仲直りする」なども考えられるかもしれません。

またアルバムや思い出の品は、手元に残したい物だけを取っておき、そのほかは家族に託したり処分したりすることや、スマホやパソコンのデータ、SNS の投稿などを見直して、必要に応じて削除することなども忘れずに行いましょう。

葬儀やお墓の準備

他にも、遺された家族の負担を減らすために、葬儀やお墓の準備もしておきましょう。

葬儀についてはどの宗派にするのか、「家族葬」や「一般葬」など自分の希望する葬儀のスタイル、遺影などを決めておくとよいです。

お墓を自分で入手する場合や改葬する場合は、自分の好みの種類や場所、デザインなどを決めておくことができます。
また墓地管理料を払えば、生前から入手することも可能です。

墓石以外にも、霊園や寺院などがご遺骨を管理・供養する「永代供養」や、墓石の代わりに樹木を墓標とする「樹木葬」などの方法もあるので、あらかじめ検討しておきましょう。

エンディングノートをつくる

終活を始めるにあたって、エンディングノートを作成する方も多くいらっしゃいます。

エンディングノートとは、​ 人生の終わりに備えて自分の情報や希望を書き記すためのノートのことです。

エンディングノートには、上述したような財産の情報や医療に対する考え方、葬儀や遺影の希望、相続の方針や連絡先など、家族に伝えておきたい情報や希望を記載します。

このノートを作成することで、終活において自分のすべきことが明確になるだけでなく、自分の死後、家族がスムーズに手続きを進めることができるようになります。

あらかじめ項目が整理されたエンディングノートも市販されているため、書き方がわからない場合は活用してみましょう。

ただし、エンディングノートには法的拘束力はなく、相続に関して法的に効力のある対策をしたい場合は、別途遺言書などを作成しなければならないため注意が必要です。

終活を進めていくうえでの相談先を紹介!

終活の相談先はどこ?

では実際に、終活を進めていくなかで悩みやわからないことが生じた場合、どのようなところへ相談すればよいのでしょうか?

ここでは、終活についての専門家や相談先を紹介するのでぜひ参考にしてください。

終活アドバイザーや終活カウンセラー

終活で何をすればいいのか、エンディングノートの書き方や具体的な手続きなどがわからないという方は、終活アドバイザーや終活カウンセラーなどの専門職に相談してみることもおすすめです。

終活アドバイザーは、エンディングノートについての助言、弁護士や司法書士などの専門家への橋渡し、公的機関の窓口への同行などを行い、終活カウンセラーは、遺言や保険、葬儀、お墓、介護施設などについてのカウンセリングを主に行っています。

必要に応じて、これらの専門家へ相談してみるとよいでしょう。

司法書士や税理士、弁護士、行政書士

遺言書の作成や相続に関する相談など、法的なことに関しては司法書士や税理士、弁護士、行政書士などの専門家に相談しましょう。

相談内容専門家
相続財産に不動産が含まれる場合の相談司法書士
贈与税や相続税など税金に関する相談税理士
相続トラブルの防止など法的な問題に関する相談弁護士
遺言書の作成に関する相談 行政書士

など状況に応じて相談する専門家を選ぶ必要があります。

葬儀社

葬儀に関する相談をしたい場合は、事前相談を行っている葬儀社に相談しましょう。

葬儀社の中には、葬儀の生前予約を受け付けている葬儀社もあります。

事前に葬儀の場所や内容を決めておくことができるので、葬儀費用をあらかじめ把握することができるだけでなく、手続きも済ませておくことで家族の負担を減らすこともできます。

自分の意思や希望を叶えるためにも、早めに終活を始めよう!

いかがでしたでしょうか? 今回の記事では、終活のメリットや終活でのやることリスト、相談先について解説しました。

終活は自分のライフプランを明確にし、残りの人生を前向きに生きるためにもとても有効な手段です。

一般的には 60 代くらいから始める方が多いですが、若いうちから始める方も増えてきています。

終活を始めるタイミングは人それぞれですので、元気なうちから少しずつ始めていくとよいでしょう。

終活で財産整理をしていく中で、将来の財産管理方法や相続対策について困ったら「家族信託」の活用を検討してみてもよいかもしれません。

家族信託を利用すれば、生きているうちから亡くなった後まで、自分の財産を信頼できる家族に管理・運営してもらうことが可能です。また、二次相続以降の承継先を何代にも渡って指定できるなどの特徴もあるため、自分の希望に沿ったスムーズな相続を実現することができるようになります。

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この記事を書いた人

小牟田尚子 小牟田尚子 家族信託コーディネーター®

化粧品メーカーにて代理店営業、CS、チーフを担当。
教育福祉系ベンチャーにて社長室広報、マネージャーとして障害者就労移行支援事業、発達障がい児の学習塾の開発、教育福祉の関係機関連携に従事。
その後、独立し、5年間美容サロン経営に従事、埼玉県にて3店舗を展開。
7年間母親と二人で重度認知症の祖母を自宅介護した経験と、障害者福祉、発達障がい児の教育事業の経験から、 様々な制度の比較をお手伝いし、ご家族の安心な老後を支える家族信託コーディネーターとして邁進。

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